シカゴの基本情報
シカゴのあるイリノイ州とは
1818年に設立したアメリカ合衆国21番目の州。アメリカ中西部に位置し北東部境界にはミシガン湖があります。ニックネームのThe Prairie State(大平原の州)のとおり、平らな土地が続きトウモロコシなどの大穀倉地帯が広がっています。エイブラハム・リンカーンが人生の多くを過ごしました。
気候
春と秋が短めですが、四季があります。冬は摂氏マイナス18度を下る日があり、降雪もあるので防寒の準備はしっかりしておきたいところ。天気が安定している夏から初秋が最も観光に適切なので、この季節にはイベントが豊富に開催されます。1年を通じて朝晩の気温差が大きいので温かい季節でも上着の用意を。
人口
人口はイリノイ州が約1290万人、シカゴが約280万人で、シカゴはアメリカ第3位の人口の多い都市となっています。
地勢
南北に約42㎞、東西に約34㎞ほど伸び、面積は606k㎡。イリノイ州北部に位置し、五大湖のミシガン湖南西岸に位置します。緯度は北海道の函館とほぼ同じで、なだらかな土地が広がっています。主な観光スポットや街の機能はダウンタウンに集中し、そのダウンタウンにはシカゴ・リバーが流れています。
産業
家電、工業機械、通信販売、冷凍食品などの分野で全米トップであり、金融、鉄道、航空の拠点としてもアメリカの中で重要なポジションにあります。また、アメリカの中央に位置することから、コンベンションや国際的見本市が行なわれることも多く、コンベンション・シティーとも呼ばれています。
企業
シカゴの代表的な企業はボーイング、ユナイテッド航空、ハイアットホテル、マクドナルド、クラフトフーズ、グルーポンなど。
時差・サマータイム
日本とシカゴ(中西部時間)の時差は15時間。サマータイムでは14時間。
税金
シカゴで買い物をした際にはセールス税(消費税)は10.25%。飲食税は10.25%。
シカゴの空港
オヘア国際空港(日本から)
日本の成田国際空港からシカゴのオヘア国際空港へは全日空、日本航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空の4社が直行便を出しています。フライト時間は約11時間30分。オヘア国際空港から、ダウンタウンへは28km。CTAのブルーラインやメトラで市の中心地へ行くことができます。またペア割引のあるGO AIRPORT EXPRESS(ゴー・エアポート・エクスプレス)というリムジンを利用すれば、市内や郊外のホテルへ直行便があるので荷物が多い時に便利です。
10000 West O'Hare Chicago, IL 60666
(773) 686-2200
ミッドウェイ空港(アメリカ国内から)
オヘア国際空港の補助空港の役割をしているミッドウェイ空港は、シカゴのダウンタウンまで約16kmのところにあります。新しくオープンしたばかりのメインターミナルは以前より広くなり、登場手続きがスムーズになりました。多くの国内線もここに離発着し、LAからは約4時間。空港から市内へはCTAオレンジラインが直通サービスを行っている他、バス、タクシー、リムジンなどの交通手段があります。
5700 South Cicero Ave., Chicago, IL 60638
(773) 838 0600
シカゴ内の交通機関
メトラ
シカゴのダウンタウンにある4つの主要ターミナル駅とイリノイ州郊外を結んでいる高速コミューター、メトラ。オへア国際空港をはじめ、市内の人気エリアを含む240ヶ所に駅があります。通常の料金は片道$2.25~で、土曜、日曜日はウィークエンドパスを利用すると$7で乗り放題になります。また大人が通常料金を支払えば、11歳以下の子供3人までが無料になります。
シカゴ交通局(CTA)
全米で2番目に大きい公共交通機関であるシカゴ交通局(CTA)は、シカゴ市内だけでなく、郊外でも幅広いサービスを行っています。Lと呼ばれている電車(地下鉄を含む)システムは、空港やダウンタウンの主要スポットから郊外の町までを結んでいます。また、バスもこの街には欠かせない交通手段で、数ブロックごとに停留所が設けられています。ラインは140にも及び、一部ラインは24時間サービスを行っています。現金でチケットを購入する場合は1回$2.25です。
タクシー
街中でも流しのタクシーが捕まえやすく利用するのに便利。最初の1/9マイル(約179m)までは$2.25、その後1/9マイルごとに$0.2ずつ加算されます。また乗車人数の2人目(12歳以上65歳未満)には$1の割増料金がかかり、その後1人につき$0.5の割増料金が必要となります。燃料サーチャージがかかることもあります。またチップは料金の15〜20%が標準。オヘア国際空港からダウンタウンは$40~50、ミッドウェイ空港からダウンタウンは$30~35くらいを目安に。
乗車・料金の支払い方法
(1)現金:現金でチケットを購入する場合は、1区間につき$2.25。
(2)トランジットカード:CTA駅の自動販売機で購入でき、チャージしたい金額だけ入金し、利用できます(おつりが出ないので要注意)。ドラッグストアではプリペイド式のトランジットカードもあります。初めに乗車してから下車するまで2時間以内。
(3)CTAパス:1日有効:$5.75、3日有効:$14、7日有効:$23
(4)その他、長期滞在者にはシカゴカードがお得です。