シカゴの音楽

シカゴと言えば、ブルースとジャズが盛んな音楽の都ですが、その他にもインダストリアル、オルタナティブ、ヒップホップ、サルサ、ソウル、フォーク、カン トリー、そしてクラシックまで、さまざまなジャンルの音楽が毎晩、街のどこかで演奏されています。ダウンタウンを中心に数々のホール、ライブハウス、クラ ブがあるほか、毎年行なわれるフェスティバルにて、幅広い音楽を楽しめます。まさに音楽ファンにはたまらない場所です。

シカゴジャズ

アメリカ南部からシカゴへ移住したアフリカ系アメリカ人の情熱をそのままに、ジャズはシカゴの一部となりました。キング・オリバーやジャズの神様ルイ・アームストロングもこの街で活躍しました。今も数々のジャズクラブがあり、「アンディーズ・ジャズ・クラブ」で毎晩繰り広げられる地元ミュージシャンによるすばらしい演奏は聴き逃せません。ソウルフルなジャズに浸りたければ「ザ・バック・ルーム」がおすすめです。

「ザ・バック・ルーム」 1007 N. Rush St., Chicago, IL 60611
(312) 751-2433
営業時間:8:00pm〜2:00am(日〜金)、8:00pm〜3:00am(土)

シカゴブルース

1950~60年代にミシシッピ川のデルタ地帯から、ブルース世代と言われる人たちがシカゴに美しい音楽を運んで来てくれました。今や他に比べるジャンルがないほど、ブルースはシカゴの文化遺産として根付いています。バディ・ガイのような伝説のブルースシンガーたちは、今でも市内のクラブで演奏を続けています。もし、ブルースの真髄に触れたければ、シカゴで一番古いクラブ、ノース・リンカーン・アベニューに近い「キングストン・マインズ」を訪れてみてもいいかもしれません。

「キングストン・マインズ・シカゴ・ブルースセンター」
2548 N. Halsted St., Chicago, IL 60614
(773) 477-4647
営業時間:8:00pm〜4:00am(日〜木)、7:00pm〜4:00am(金)、7:00pm〜5:00am(土)

クラブシーン

シカゴのクラブシーンはとても刺激的。個性溢れるインテリア、最先端の音、美しい色のカクテルが、いつでも気分を盛り上げてくれます。なかでも一番のホットスポットとして注目を集めているのが「スタジオ・パリス」。クールに盛りあがります。セレブに人気の「アンダーグラウンド」も忘れられないヒップな隠れ家クラブです。レストランHUB51の地下にあるプライベートラウンジSUB51は、週末はダンスも出来るクラブに変身します。

「パリス・クラブ/スタジオ・パリス」 59 W. Hubbard St., Chicago, IL 60654
(312) 595-0800
(※パリス・クラブはレストランです)

「アンダーグラウンド」 56 W. Illinois St., Chicago, IL 60654
(312) 943-7600

「HUB51/SUB51」51 W. Hubbard St.,Chicago, IL 60654
(312) 828-0051
(※HUB51はレストランです)

シカゴ交響楽団

モーツアルト、ワーグナー、バッハからボブ・ディランまで、あらゆるジャンルの作品を完ぺきに演奏し、多くのファンを魅了し続けているシカゴ交響楽団。こ の世界的に有名な楽団の本拠地が創立100周年を迎えた「シカゴシンフォニーセンター」です。3000人収容可能な大ホール、リハーサル用ホール、宴会 場、レストランなどがある音楽芸術の複合施設であり、1904年に完成したオーケストラホールはミレニアム・パークに隣接しています。

「シンフォニーセンター」220 S. Michigan Ave., Chicago, IL 60604
(312) 294-3260

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ミュージックフェスティバル

シカゴの夏は毎年、ミシガン湖から届けられるさわやかな風とすばらしい音楽に包まれます。なんと200を超えるミュージックフェスティバルが開催され、早いものでは3月から始まり夏にピークを迎え、9月頃まで続きます。音楽のジャンルもジャズ、ブルース、ロック、クラシックなどさまざま。アーティストもニューカマーから超ビッグまで、続々登場します。ミレニアムパークのジェイ・プリツカー・パビリオンでのコンサートなど入場無料のものもあり、世界中の音楽ファンがシカゴ市民と共に盛り上がります。

シカゴジャズ・フェスティバル

名曲『A列車で行こう』などで知られる巨匠デューク・エリントンに捧げるイベントとして、1974年に始まったこのフェスティバルは市内の複数の会場で開催され、どの会場も入場無料です。ジャズフェスとしては世界最大級で、多くのアーティストを輩出してきました。開催期間は8月末から9月初旬にかけての木曜日から日曜日の4日間。プリ・フェスティバルとして、7月中旬から各地でジャズに関連したイベントが行われます。

「シカゴ文化センター」78 E. Washington St., Chicago, IL 60602
(312) 744-6630

「ミレニアム・パーク」201 E. Randolph St.,Chicago, IL 60601
(312) 744-6050

「グラント・パーク」Columbus Dr. & Congress Pkwy.,Chicago, IL 60603
(312) 742-4838

シカゴブルース・フェスティバル

毎年夏に開催されるシカゴブルース・フェスティバルは、往年のブルースシンガー、マッキンリー・モーガンフィールドが亡くなった一年後の1984年に始まりました。すばらしいアーティストが集うこのイベントは、シカゴの夏の象徴でもあります。世界のトップアーティストの演奏はもちろん、ローカルアーティストも必聴。屋台やグッズ販売のブースも登場し、グラント・パークの野外イベントならではのお楽しみがいっぱい。過去にレイ・チャールズ、BBキング、バディー・ガイも出演。毎年50万人の観客を動員します。入場無料。

「グラント・パーク」
Columbus Dr. & Congress Pkwy., Chicago, IL 60603

ロラパルーザ

1991年から全米各地で開催されている一大ロックフェスティバル。2005年からはシカゴのグランド・パークで開催されるようになりました。オルタナティブ・ロックやヒップホップ、レゲエなど、130組を超えるトップアーティストが集い、3日間に渡って多彩なステージを繰り広げます。日本人アーティストも参加したことがあり、2012年もレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ブラック・キーズなどが登場して真夏の会場を盛り上げました。

「グラント・パーク」
Columbus Dr. & Congress Pkwy., Chicago, IL 60603

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シカゴのエンターテイメント

シカゴは音楽以外のエンターテインメントも華やかです。とくに演劇とミュージカルはN.Y.に劣らず、ジョフリー・バレエ、ハリスシアターなど次々と最新作が登場します。まるでおとぎの国のような眩いステージで繰り広げられる驚きのパフォーマンスから、芝居、そして会場中を笑いで包むコメディの世界まで、200を超えるシアターで昼夜、さまざまな演目が繰り広げられています。

グッドマンシアター

「グッドマンシアター」はシカゴの最古にして最大の非営利のシアターです。35歳の若さで亡くなった戯曲化のケニス・セィヤー・グッドマンの両親の寄付で1922年に設立されました。常に質の高い演劇を上演し、数多くの才能を生み出してきました。過去2回、ピューリッツァー賞に輝き、数度に渡りトニー賞も受賞するなど、アメリカを代表する舞台芸術の場となってきました。場所はループのシアターディストリクトにあります。

170 N. Dearborn St., Chicago, IL 60601
(312) 443-3800

シカゴ劇場

1921年の開業当初、「世界の驚き」と言われた歴史的な劇場です。当時は主に映画のシアターとして利用されていましたが、現在は演劇やミュージカルなど多彩なパフォーマンスが繰り広げられています。音楽のコンサート会場としても利用され、過去にはニール・ヤングやポール・サイモンなどのビッグネームがステージに立ちました。華やかなネオンの入口はオールドシカゴを彷彿とさせ、シアター内はバロック様式の華やかなものとなっています。毎日12時からシアターツアーも催されています。(※季節により催行時間が変わります。)

175 N. State St., Chicago, IL 60601
(312)462-6300
(劇場ツアーの開始時間は時期によって変更します)

ブロードウェイ・イン・シカゴ

ブロードウェイ・イン・シカゴに所属する5つの劇場「キャデラック・パレス」「オリエンタル・シアター」「バンク・オブ・アメリカ・シアター」「ブロードウェイ・プレイハウス」「オーディトリウム・シアター」は、今最もシカゴのエンターテインメントシーンを盛り上げていると言われています。トニー賞に輝いた作品からロングランミュージカルまで、どのステージも感動の嵐。レストランも近くにあり便利です。毎週土曜日、朝11時からシアターツアーも実施しています。

24 W. Randolph, Chicago, IL 60601
(312) 977-1701

ジョフリ―・バレエ・シカゴ

アメリカ企業の中で「最初」という言葉がいつでも相応しいジョフリ―・バレエは、かつてジャックリーン・ケネディー夫人がホワイトハウスに招待した最初のダンスカンパニーであった他、テレビで初めて番組放送されたバレー団でもあり、初めてロシアで講演し、タイム誌の表紙に初めに掲載されたのでも有名。長い歴史を誇り、アカデミーを運営し芸術家を育てると同時に、毎年各種イベントや毎月1日フリーツアーも開催しています。

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