日差しの強いグアムでのマラソンは紫外線対策が必須ですが、実はパフォーマンスにも影響があることをご存知ですか?詳しくは、アスリートのための日焼け止めを販売する「アグレッシブデザイン」の力石 達也さんに詳しくお聞きしました。
力石 達也さん株式会社和光ケミカル アグレッシブデザイン事業部 マーケティングマネージャー。アグレッシブデザインでは、アスリートのための高品質な日焼け止めやリップクリームなどを開発・販売しています。
—なぜ、ランナーには紫外線対策が必要なのですか?
紫外線を浴びると、皮膚を守ろうとしてメラニン色素が発生します。ダメージを受けた皮膚を保護したり、回復しようとします。その際には当然、エネルギーを消費しますよね。
皮膚は畳1畳くらいの面積があり、皮下組織を含めると体重の約16%を占めるほどの重さがある外界と接する最大の器官ですから、実は非常に多くのエネルギーを消費しています。
人が活動すると体内で活性酸素が発生します。この活性酸素、シミやシワの原因になりますし、疲労原因物質でもあるのです。疲労原因物質である活性酸素が発生すれば、パフォーマンスにも影響します。日焼けをすると疲れるのは、この活性酸素が原因です。
活性酸素は少量であれば体内に侵入した細菌やウィルスを撃退する力を持っています。
ですが、多く発生しすぎると悪影響があるのです。
アスリートの場合は活性酸素の耐性が一般的な人より強くなっていますが、それでもスポーツをすれば呼吸数が増え、筋肉や皮膚や内臓といった器官が活発に働き、活性酸素が発生します。アスリートの耐性をもってしても対応しきれない量です。
特にエンデュランス系スポーツではこれが大問題。疲労物質の発生の元である活性酸素の発生を抑制することがパフォーマンスに直結するわけです。
そこで、すぐにでもこの活性酸素の発生を抑制する方法が、日焼け止めを使うことです。
皮膚を守ろうとする活動が抑制できれば、皮膚で使うエネルギーを筋肉で使うことができ、皮膚で発生する活性酸素を抑制できます。
また、エネルギーは血液で運ぶしかありません。運動時にはより多くのエネルギーを必要とするため、強度により変化はしますが平常時の5倍くらいの血流量になります。その増えた分のほとんどが筋肉と皮膚に回ります。
つまり、増えた血流を筋肉と皮膚で取り合っているということ。皮膚で使う血流量を極力減らして、エネルギーは筋肉で使いたいですよね。
—効果的な日焼け止めの塗り方を教えてください。
日焼け止めを塗ったのに日焼けしてしまった……ということがある方は多いかと思います。
その原因は、2つ。
1つは、汗などで日焼け止めが流れて無くなってしまった。
そしてもう1つは、量が足りない。
このことから、より効果の出る日焼け止めの塗り方のコツをお教えします。
1. よく振る
裏書に「よく振ってください」と表記されているものは、二層に分かれているものがほとんどです。
紫外線をカットする「紫外線散乱剤(粉状成分)」が沈殿してしまっていることが多く、かつ非常に混ざりにくいため、撹拌球の音がしてから35回くらいを目安にしっかりと振りましょう。
2. 30分以上前に塗る
一般的に日焼け止めは肌に定着するまで約30分かかります。そのため、ちょっと外出するだけなどの汗をかかない状況であれば直前で構いませんが、ランニングで汗をかいたり、泳いだりして水に濡れる場合は、その30分以上前に塗りましょう。
3. 適正量を使う
日焼け止めを買う場合、SPFの数値を気にする方が多いかと思います。この数値は1cm²当たり2mgの量を使って測定します。
ある調査では平均で女性がこの半分、男性は3分の1程度しか使っていないそうです。そもそも量が足りない方が多いのです。この量を使わなければ表記されている数値の性能を発揮できないということです。
でも、測れないですよね。
この目安としては、塗り伸ばして白くならない程度の量を2~3回重ね塗りをしたくらいです。1回でこの適正量を塗ると真っ白になってしまいますから、塗って数分落ちつかせてから重ね塗りをします。顔⇒腕⇒脚の順に繰り返すと効率的ですし、塗りムラや塗り忘れも防げます。水に濡れたり、接触により擦れることが予想される場合は、重ね塗りの回数を増やすことをおすすめします。
逆に男性に多いのですが、「少々日焼けしても構わないけど日焼けによる疲労や体の火照りを防ぎたい」という方は塗る量を減らしても構いません。
汗や水で流れてしまう日焼け止めをお使いの場合は、流れて日焼けしてからでは遅いので早めに塗り直す必要があります。
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