世界中の人が訪れるメキシコ随一のリゾート。ハネムーンのメッカとしても有名です。ユカタン半島のカリブ海沿岸に位置し、コバルトブルーの海に色とりどりのサンゴ礁、澄み切った青空が広がり、セレブも多く訪れます。ホテルゾーンには高級リゾートや別荘が立ち並び、ダイビングやクルージングなどを思う存分楽しむことができます。また近くにはマヤ文明の遺跡などもあるので足を延ばしてみましょう。
抜群の透明度。神秘的な天然のプール
マヤの人々の聖なる泉「セノーテ」。雨の神が住まうといわれた神秘的なこの泉は、石灰岩質の陥没穴に地下水が溜まってできたもので、100m先まで見通せるほど高い透明度を誇っています。陽が射した時などは得も言われぬ神秘的な美しさで、私たちを異世界へといざなってくれます。そのコバルトブルーの天然のプールには魚や亀が泳ぎ、洞窟と植物がおりなす周囲の景観はとても癒されます。もちろんスノーケルセットなどを借りて泳ぐこともできます。
INFORMATION
住所:109 Hectares km 25,Quintana Rooちょっと不思議な海底の彫刻美術館
カンクンにはなんと海の底に美術館があります。それが「カンクン海底美術館」です。イギリス人彫刻家のジェイソン・デカイレス・テイラーが、サンゴを守るプロジェクトとして始めたもので、約480体の彫刻が海底に沈められています。彫刻の素材は海の生物の発育によいものを使用してあり、表面には藻やサンゴが繁殖し、時間と共に海と一体化していっているのだそう。スノーケリングやダイビングをしながら見学をするツアーが出ています。
マヤ文明期からの遺跡が残る
ユカタン半島の北部平原にある巨大遺跡がチチェン・イッツァです。セノーテ(聖なる泉)を中心にして栄えたため「チチェン(井戸のほとり)・イッツァ(水の魔術師)」と名付けられたとされています。マヤ文明の特徴がみられる旧チチェン・イッツァと、トルテカの文化が融合した10世紀以降の新チチェン・イッツァ時代に分かれた遺跡があります。9世紀初頭に完成したといわれるピラミッド様式の神殿「El Castillo/エル・カスティージョ」が見どころです。